〜営業をサボってた私が、”自分”を取り戻すまでの話〜
これまで色々書いて来ましたが、
頑張りすぎて壊れる前に、私はサボるを選びました。
そんな事、前は絶対に言えなかった。
だって、サボり組に入りたくなかったから。
営業は数字を追って当たり前。
サボる=負け。逃げる。
でも、本当は心が限界を迎えてたのに、
まだ頑張れるフリをしてた。
あの時、勇気を出して止まることを選んだからこそ、
今こうして皆んなに伝える事ができます。
今日は営業成績トップで、グランプリにも行った私が
一度頑張るのをやめた。その話について書いてみようと思います。
ガムシャラに頑張ってた私
前にもお伝えしましたが、入社当初はガムシャラでした。
そして、どれだけお客様の所に通っても成績はもらえず、
全然やる気のない同期が成績をバンバンもらえ、
「のりPそんなに頑張ってるのになんでなーん?」
(何でそんなに成績出来ひんの?)
とニヤつきながら嫌味を言われ、
本当に自転車でお客様のところを周りながら泣いていました。
そして、リーダーに、
「これだけやっても結果が出ません。
営業職で成績が出来ないなんて失格です。
辞めさせてください。」
と伝えました。
すると、リーダーは、
「絶対言うと思ったわ。だって頑張りすぎ。
気の済むまで休みなさい。」
と言ってくれました。
私は怒られると思ったので、
「え?いいんですか?」
と言うと
「気の済むまで休んだらいいよ。」
と言って下さいました。
「じゃあ、お言葉に甘えて。」
と、そこから3ヶ月ほどかな?休みました。
ずーっとサボリマした。
最低限のお仕事はしていましたが、成績を取る。
と言うことを全く考えない様にしました。
あれだけ頻繁に通っていた企業様の所にも職域にも行かず、
公園に行ったり、お買い物をしたり・・・。
ただ、私がサボっていた時は、誰も巻き込まない様にしていました。
そして、最低限の成績以外のお仕事はしました。
ご契約内容のご確認には月に何件と決められていたので、
その件数はこなしていました。
そのご契約内容のご確認も、前までは何か契約になるかも。
と、必死で提案書を打ったり調べたり、狙い目の年齢層を
ターゲットにテレアポなどをしていましたが、
サボっていた時は、大好きな高齢の方ばかりに会いに行きました。
大好きな人ばかりに会いに行く
するとね、さすが年齢を重ねてる人は違います。
私の顔を見て、「どうしたん?しんどいんか?」
と声をかけてくださる方ばかり。
私は愛想はいいので、無表情では決して行っていません。
笑顔で話しているのに、
「もっと楽しく生きてごらん。」
と行くお客様、お客様に言われました。
なんで分かるんだろう?
あれだけ笑って接しているのに。
そして、お客様に癒されながら自分の出来る仕事だけしていました。
すると・・・。
「成績は大丈夫?何か私で良かったら協力出来ることある?」
と言ってくださるお客様がいらっしゃいました。
「いつも自転車で一生懸命走ってるところを見かけるよ。
保険屋さんで、感じが良くて、こんなに信用出来る人は初めて。」
と言って下さいました。
私はそんな言葉を頂けるとは思わなくて、嬉しくて嬉しくて、
「そんなんいいです!!ただ会いに来ただけなので!」
と思わず言ってしまいました。
「協力させて。あなたの為に。」
そう言って、初めて一人でまわって
ご契約を頂けました。
それから、次々に他のお客様からもご契約を頂ける様になり、
最後の1ヶ月で研修室で一番上位資格になりました。
サボって感じたこと
限界が来てからではなく、その一歩手前で
サボれたのが、その後の私にとって良かった。になりました。
どれだけ頑張っても心が疲れたらダメです。
一番大切なのは自分の心です。
そんな時は、好きなお客様の所だけ行く。
営業は一切しない。
ただただ、顔を見せに雑談をしに行く。
すると、お客様の温かさに触れる事が出来ます。
営業で傷ついた心は、誰でもなくお客様に癒してもらうのが
一番です。
そして何より一番自分を見てくれているのは、
お客様です。
売れないからって小手先のテクニックを使うのではなく、
人として心から一度接してみて下さい。
そのお客様の温かい心に触れた時に、
初めて営業の楽しさが分かると思います。
今日はこんなお話でした。
いかがだったでしょうか?
きっと、これを見て下さっている方は
今とっても大変なんだと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧下さりありがとうございました。
辛いしんどい営業を辞めて、
愛されて幸せな営業が出来るように✨
今日も応援しています。